◎解説
「ケース9」の場合、クロスの傷が工事中についたものか、引渡し後についたものかを証明するのは難しいでしょう。トラブルを避けるには、工事終了後、使い始める前に必ず竣工検査を行うことです。リフォーム会社の担当者、工事の監督、施主の立会いのもと、一つ一つの工事場所を確認し、それらをチェックリストにします。お互いにサインもしておきましょう。このときに無かった傷であれば、引渡し後についたものだということになります。住まいながらのリフォームでは、工事終了とともに施主が使用を開始することが多いため、その都度完了検査を行っておくことがトラブルを防ぐことになります。
「ケース10」のアフターサービスに対する不満もよく起こります。リフォーム工事は職人の手作業である上に、何年も住んだ住宅の一部に新しいものを付け加えることから、新築工事と比べて、工事の精度は低くならざるを得ません。その点を補うのがアフターサービスです。
アフターサービスとは、一定の範囲で、不具合が発生した場合に無料で修繕を行なうことをリフォーム会社が保証するものです(会社によっては、保証書と呼ぶところもあります)。リフォーム会社がアフターサービスの基準書や工事保証書を出さない場合は、工事後のメンテナンスについて確認し、「覚書」を交わしておくことも必要です。
アフターサービスの内容が明確にされてないと、依頼しても対応してくれなかったり、「有料です」と言われてしまうことがあります。リフォーム会社を決める基準として、アフターサービスの内容も大切な要素です。