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2009年12月24日更新

子供部屋事情

 新年を迎え、春になる前によく相談をうけるのが学習机のこと。新学期に備えて、子供部屋を作りたいが、学習机を買うべきか否か、子供部屋をどのようにつくったらいいかなど、小さなお子様を抱えるお母様たちは頭を悩ませる。幼稚園までは「遊び」が主体のため、リビングにお子様のおもちゃが広がり、収拾がつかないと苦労し、そこに「勉強」がはいってきて、「部屋をつくらねば!」という概念に縛られ、更に混乱を極める。
 欧米の場合、赤ちゃんの時から一人の「個」としての認識があるため、夫婦の部屋、子供の部屋という枠のある空間構成であり、そこに親と子のかかわりあい方が反映される。私たち日本人はというと、きちんと寝食分離がされたのも戦後の話で、それまでは、ちゃぶ台を囲み居間で皆がそれぞれ好きなことをしながら、夜にはそこに床を敷いて、皆で寝ていたという暮らし。時代は変わったとはいえ、その家族のあり方はまだまだ私たちの生活には根付いている。
 来年高校受験を迎える我が息子の成長をみてきても思うのだが、まず、子供は自分の部屋で静かに勉強はしない。ごちゃごちゃしているダイニングテーブルで宿題をやったり、がやがやしていて、こんなところではできないだろう、と思われるところで勉強したりと落ち着かない。それならばいっそのこと、リビングに併設したところで家族のぬくもりの側に過ごすほうがよいのではないかと思ったりする。おしゃれなリビングの景観を損ねないように、すみわけをしながら、皆に見守られながら過ごす、そんな空間ができないかと思うのだ。
 先日オフィスの改装をさせていただいた方のご自宅に伺ったとき、ダイニングテーブルの上にある立て札が目にはいった。そこには「勉強中」の文字。二人のお子様が勉強をするときに、その札を立てると、皆も協力するという仕組みらしい。いろいろな家族の形、子供部屋の形があって面白い。子供部屋のあり方も形を変えて歩きはじめている。
(小野 あゆみ インテリアコーディネーター)


子供部屋を考える

平面図
 子供部屋をどこに、どのように作るか、悩ましい課題であります。リビングの景観を損ねずに、兄弟姉妹が家族のぬくもりを感じられるようにリビングに隣接させました。明かりは天井に向けての間接照明と、棚下照明(2F本棚下・勉強机棚下)、などを組み合わせて圧迫感がないように工夫してみました。
 また、エコカラットなどを貼ったアクセントウォールを設けることによって、LDのスペースにも変化をつけて楽しみます。多目的に使用できるようにコンパクトの中にいろいろな要素をまぜることにより省スペースを効果的に使うことができます。


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