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「ヒヤリ・ハット」浴室に潜む危険
2011年11月15日更新

   「ヒヤリ・ハット」とは文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりすること」を言います。重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない事例で、特に高齢者には重大な事故に直結しかねない要注意事項です。



※東京都生活文化局では消費者が日常生活で経験した危害危険情報を積極的に掘り起こすため、「ヒヤリ・ハット」調査を実施しています。家庭内の製品や設備で危うく事故を起こしそうになったこと、あるいは本当に事故につながったことをまとめ、身の回りにある生活用品での注意喚起を促しています。

    都内在住の20代以上の男女4,000人に危険に感じたことや経験した事故事例を聞いたところ、浴室では転倒に関する事故事例が最も多く、「洗い場で滑って転倒した」が1,270件、「浴槽内で滑って転倒した」が1,258件と、いずれも突出しています。  転倒の原因は入浴剤の溶け残りとするものが最多で、入浴剤の沈殿が事故の可能性を高めているようです。次いで、浴室の段差による事故事例が多く、「子どもが浴室から出るときに段差に躓き、転倒。足のすねを打って内出血し病院で治療した。」「浴室のドアが重いので、開けたはずが戻ってきて、足の踵をはさみ、挙句にあせって段差で躓いて足首をねんざした。」などの事例が寄せられています。  その他、アロマキャンドルでのやけど、ひげそりなど刃物による怪我など、使用者の不注意や偶発的な事故の事例も少なからずありますが、段差での事故など浴室の構造に起因するものなどは、建築的なアプローチで防ぐことが可能です。浴室内での「ヒヤリ・ハット」の事例のように、消費者の具体的な臨場感のある体験を参考に、段差解消や滑りにくい床への変更等のリフォームメリットをいかに提案できるかが、需要の取り込みのカギとなります。